二話・テスト勉学

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明&椿『2人共大丈夫?(か?)』 すると、 葵&雫『明希君すご~い!(天才ですね!)』 と、目をキラキラさせながら、見てくる。     ────── 「やったぞ!今回も成功だ!」 「次はこの実験をやってみましょう。」 「これは駄目ね。」     ────── 一瞬ある光景がフラッシュバックする。垣間見える過去。 明「俺をそんな目で見るな!やめてくれ、やめてくれ!」 思い出したくない過去。 隆「明希!落ち着け!大丈夫だから。」 椿「大丈夫だから、落ち着いて。」 なだめようとしている隆二と椿の声は俺には聞こえない。俺の態度の急変に戸惑う森鞍と先輩の姿は見えない。 目に浮かぶのはあの頃の光景、耳に入ってくるのは何人も人の声や歓喜。 いつの間にか俺は意識を手放していた。        
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