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晴「おはようございます、明希様。ただいま森鞍様の御自宅に向かっております。」
明「そう。迷惑かけた。」
晴「いえ。」
明「で、なぜ空気が重い?・・・・桜井先輩が俺の過去でも聞こうとしたのか?」
雫「うっ!?」
図星を刺される。今までの会話を聞いていたのかな?
明「どうやら、当たりだな。悪いが今言えない。・・・なぁ、二人は目の前に人間でもない、動物でもないものが現れたら、それをなんと呼ぶ?」
雫「ん~、怪物?化け物ですかね。」
葵「化け物かな?」
多分誰もがそう言うと思う。
明「なら、ここでは化け物にしよう。その化け物が人の皮を被っていたら。」
雫&葵『恐いです。』
葵ちゃんとハモりそう言う。でも、何でこんなことを聞くんだろ?
明「そうか。ありがとう。」
答えを聞くと、窓の外を見ると笑う。でも、窓の外を見ていたような感じではなかった。
その時、車が止まる。
晴「森鞍様の御自宅に着きました。」
葵「あ、ありがとうございました。また明日。」
葵ちゃんはお礼を言い、車から降りていく。
晴「それでは、桜井様の御自宅に向かいます。」
雫「あ、はい。よろしくお願いします。」
葵ちゃんの家は私の家の近くだったんだ。
それからすぐに家に着く。
雫「ありがとうございました。」
また明日と言って三人と別れる。
雫「明希君、さっき何を見てたんだろ?」
家に入る前に自然とこぼれた。
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