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ある部屋のソファーから外を眺めながら
明「はぁ~。」
今ので何回目の溜め息だろうか。ゆうに朝起きてから10回は軽く越えているだろう。午前8時の時点で。
隆「明希、溜め息ばっかりついてると幸せが逃げるぞ。」
横に座っている隆二が定番な台詞を言ってくる。
明「はぁ~。これ以上俺から何が離れるのか教えてくれ。」
神はこれ以上何を俺から盗るんだろうか?
隆「う~ん、ないなぁ~。なぁ、悪かったって今度この借りは返すからさ、もっとテンション上げてくれ。」
どうやら、この事について反省しているらしい。
明「ああ、わかったよ。金じゃ駄目だからな。」
隆「じゃ、この前欲しがってた財布なんて「物も嫌だ。」なら、今年一年の食費を出させてください。」
最後には頭を下げながら言ってくる。
明「・・・それで勘弁してやる。」
金が嫌とから言いながら結局金になる。仕方ないだろ、こいつら(隆二と椿)の食事は殆ど俺がしているんだから、いくらあっても足りん。ってか、家で飯くらい食えよ!弁当だってシュフに作ってもらえよ。
バン!
そんなことを考えていると、突然ドアが開き、ドレスを纏った4人の女性が入ってくる。
椿「お待たせ。ねぇ、隆二どう?」
隆「めっちゃ綺麗だよ。」
椿のドレスは白を主体にしたものでも良くも悪くも椿を見せている。悪いとこなんてないが。
2人はピンクのオーラが見えるくらいの世界へと旅立っていった。
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