一話・出会い

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    ?「はーい、皆さん席に着いてください。私が今日からあなた達の担任の園崎 悠[ソノザキ ユウ]よ。これからのよろしくね。」 入ってきた女性はとても若く二十歳前半くらいに見え、男子生徒の目を引いている。そのまま教壇に立ち、生徒の顔を見るようにクラスを見渡す。軽く見てこれからのことを話そうと口を開こうとするが、最初に口を出たのは一人の男子生徒への注意。 悠「こら、窓側の一番後ろの君、私が話そうとしているのに読書なんてしない。」 クラスの奴等もどんなやつか園崎先生の言った席を見る。そこには、 明「ん。(何故、みんなが見て固まってるんだ?)」 それは明希のことである。 彼は話すことを話すと読書を再開していたのだ。          
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