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明「何故こっちを見てるんですか?」
どうやら、何が起きているのかわかっていないようだ。
悠「(カッコイイ///)ちょ、ちょっとき、君な、名前は///」
どうやら、椿以外の女性は落ちてしまったようだ。クラス中の女子(椿を除く)が、明希が口を開くのを待っている。
明「名簿見ればわかると思いますよ。席出席順なんですから。」
先生の方を見て、そう言い放つ。が、口を開くが自分で名乗る気はないらしい。それでも、先生は、
悠「そ、それもそうね。五番目だから、あっと、ええっと、お、岡崎明希君ね///。あ、明希くん///、今私が話をしているので読書をするのをやめてください。」
名簿を落としながらも言われたように名前を見つける。
明「すいません。」
注意された本人は反省の色を見せることなくそう言う。
悠「よ、読んでいた本をここへ持ってきなさい。」
明希は黙って本を持って悠のいる教壇に行き、本を置くと、自分の席に戻ろうとする。
悠「ほ、本は後で返します。な、何で本を読んでたんですか?」
が、止められてしまう。
悠「(次は何て言えば。)」
悠は必死に傍に居させようと次に何を言おうか考えている。
明「・・・・・。」
それに対して、何かを言うこともなくただ黙っている。
明「(はぁ~。何故、早く席に返してくれない。どうせ答えても次のがくるだけなら、黙ってるか。)」
悠がしようとしていることを読んでいる。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しばらく、クラスを沈黙が支配する。
が、一人の男がそれを打ち破る。
?「先生、早くしないと入学式始まっちゃいますよ?」
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