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悠「君、今私は明希くんと大事な(私の将来的に関する)話をしているのがわかんないかなぁ~?君名前は?」
鬼のような形相で声をかけた隆二に名前を聞く。
隆「く、黒石 隆二です。」
悠「隆二くん、君生活点マイナス十点ね。」
隆「ちょ、ちょっと待ってください。それは勘弁してくださいよ。」
隆二は勉強ができない分そっちで点を稼がなくてはいけないのだ。
急いで先生の元へ行き、耳打ちをする。
すると、驚きを顔に表して、先ほどまでの怒りが消え、
悠「まぁ、今回は見逃してあげましょう。明希くんも隆二くんも席に戻りなさい。」
そう言って、二人を席に返す。戻るのを確認すると、
悠「どうやらみんないるみたいだから、この後は体育館に入って始業式を行います。その後は教室でホームルームをするので教室に帰ってきてねぇ。それじゃ、移動します。」
何故か、機嫌がよくなっている。今にもスキップをしそうな勢いだ。
明「隆二何か知らんが助かった。で、何て言ったんだ?」
体育館には適当に移動しているので、明希が隆二に話しかける。
隆「ん~、ナ・イ・シ・ョ♪」
明「そうか。」
答えが返って来ないので黙って行ってしまう。
隆二が悠に耳打ちした内容は
『明希って、仕事をキッチリこなす大人の女性がかっこよくて好きだって前に言ってましたよ。』
と、いうものだ。決して嘘じゃではない。
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