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鼻息荒く、おじさんの目の前まで近付くとﾋｮｲっとカタログを頭上に持ち上げた。
………え!?
なんなの？
くれるの？
くれないの？
どっちなのよ～(汗)
「やってもいいが…条件がある」
相変わらずﾆｺﾆｺ微笑むおじさん………
「な、なんです…か？」
ｽｯと後ろに回ったかと思うとそのままｸﾞｲｸﾞｲて背中を押され、あれよあれよという間に電気屋の店内に誘導されてしまった。
「ちょっ、ちょっと待って」
私の意志などお構いなしのおじさんにﾋﾞｯｸﾘしていると、目の前には奥さんであろうおばさんも待機しているではありませんか!?
っ……何ゆえ？
驚きすぎて直立不動になっている私を、2人は好奇心旺盛な目で見つめる………(汗)
「あの～。…………」
「よし！この子にかけてみるわ！」
「まぁ、俺の直感が当たらんわけないがな」
………かける？
直感って……？
私の頭の上にクエスチョンマークがﾋﾟｺﾋﾟｺ点滅………
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