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しばらく歩いていると、俺の家が見えてきた。
外見は何処にでもあるような一軒家だ。
周りからは幽霊が出るとか言われているが……
「……じゃあ、もう着くから…」
「ああ……気をつけろよ?」
「……大丈夫だよ…すぐそこだし…」
俺から荷物を受け取ると、
「……じゃあ…咲さんによろしくね……」
そう言ってまた歩き出した………が、またふらふらしてるよ……
「大丈夫かよ……本当」
さて、帰って来たが………
「自転車は……ない」
いつもは車庫に置いてあったはずの自転車が無くなっている。
「よし、いないな…」
確認した後、俺は玄関に向かった。
……さっきから誰を警戒してるかって?
今は置いといて貰いたい。
後で話すから……
そして鍵を開け、扉に手をかけたが、
「……っ!?」
一瞬何か寒気の様なものが過ぎった。
「……まさか、な…」
俺はため息をつきながら、扉を開けた。
その瞬間…
「皆都ぉぉぉォォォ!!!」
俺に向かって飛んでくる生命体を発見した。
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