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幼なじみの男の子に襲われそうになった。
あまりに驚いたから、殴って部屋から追い出してやった。
寝込みを狙うなんて最低よ。
紡もあんな優男そうなスマイルしてたって、ほんとはエッチなことしようとか考えて危ないんだから。
あんな覆い被さるような体勢で――
「真世~、まだ終わらないのか~?」
「ま、まだよ!黙って待ってて!」
考え事で手が止まってたあたしは、身だしなみをよく確認する。
紡が部屋の外で待ってるのを気にしてる場合じゃないのに。ここで動けないでいると遅刻しちゃう。
……だからもう緊張してないで早くしないといけないのに。
顔を合わせるのなんて慣れてるのに、もうあんな後ですぐには無理よ~~っ!
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