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洋一「!!」
「ちがぁ~う!!」
洋一が大きな声で否定する。
洋一「そんな事言う訳ないでしょ!」
博士「……」
博士は用をたしながら、冷ややかな目で洋一を見ていた。
洋一「そうじゃなくて!」
「俺が言いたいのは!」
博士「……」
「なんだよ」
博士は目が輝くほどの勢いでニラミ付ける。
洋一「う…」
洋一は博士にニラミ付けられたので一瞬たじろぐが、先ほどの恨みと思い、思い切って言葉を出した。
洋一「博さん、おしっこ長すぎ!」
博士「!!!!」
洋一「だって、これだけ話してるのにまだ出てるんでしょ…?」
博士「……」
洋一「どんだけ出るですか!」
博士「うるせぇよ…」
洋一「と…言いつつもまだ出てるし…」
「良く水分なくなりませね?」
洋一は先ほどの恨みもあり、がんがんとツッコむ。
洋一「居酒屋でミイラが発見なんて洒落になりませんよ~」
「そろそろ先っちょ摘まんで止めた方が良くないっスか?」
博士「……」
洋一「キュッ!って摘まむんです!」
「キュッって!」
洋一はそれでもまだ用をたしている博士に笑いながら言っていた。
博士「……」
漸く用を済ませた博士が洋一のいる洗面台で手を洗い始めた。
洋一「博さんが太らない理由が分かった気がしますよ」
洋一は手を洗う博士を鏡越しに見て、まだしつこく笑いながらその話題をふっていた。
博士は手を洗い終え、ポケットから出したハンカチで手を吹きながら一言だけ発した。
博士「お前…2~3日中に死ぬよ」
洋一「またまたぁ~」
洋一は今の行為に腹を立てた博士の嫌がらせだと思い、笑いながら答えた。
博士「……」
洋一「もう…そんな怒らないで下さいよぅ」
そう言って洋一が博士に近づこうとした時、博士から軽くボディブローをもらった。
ボスッ…
洋一「ぐへ…」
「……」
「博さん…酷いっスよ…」
お腹を擦りながら洋一が言う。
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