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(アレが‥ゼウス)
恭弥の瞳が、ポセイドンと向き合う男に釘付けになった。
背が高く、美しい金髪は陽光のように煌めいている。
高い鼻梁、薄い唇は酷薄さを醸し出し、マリンブルーの瞳は、ベルセフォネーと同じ色をしていた。
『雷撃の増幅装置破壊しちゃったんだよ?世界に神の力と科学の合成の脅威を見せつけたかったのに。ボクが、新時代の神だって、見せつけるチャンスを潰されたんだ。代わりに、彼にも同じ代償背負って貰わなくちゃ』
ゆるりと笑いながら話すヘルメスの話を、恭弥もメフィストも聞いてなかった。
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