第一章~絶望の始まり~

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俺と雷覇は声を揃えて言った。 大和&雷覇「そんな!腕立て伏せ二百回に腹筋二百回やってダム四周だなんて無茶ですよ!ダムの周り一周するだけで四キロあるんですよ!ダム四周なんて言ったら16キロもあるじゃないですか!そんなん無茶ですよ!!」 するとそれを聞いた鬼顧問の唐沢先生がキレた。 唐沢「黙れ!!つべこべ言わずにさっさとやれ!!やらないなら更に罰を追加するぞ!!」 すると凍也が諦めた顔で俺と雷覇の肩を叩いた。 清水 凍也「仕方ないけど!やろうぜ!!やらなきゃまた過酷な罰が与えられるだけだからさ!!」 俺と雷覇は諦めた。 血野神 大和「そうだな!!つべこべ言っても始まらないしさっさとやって終わらしちまおうぜ!!」 雷覇は頷く。 林山 雷覇「ああ!!」 菅谷先生「さっさとやらんか!お前達!!」 菅谷先生は大声で怒鳴り散らす。 大和&雷覇&凍也「はい!!」 それを聞いた俺達はすぐに返事をしてまずは腕立て伏せ二百回を始めた。 聖那は少し離れた場所から俺達を見守っている。 血野神 大和「20、21、22、23、24、25と!!」 俺は腕が痛くなってきて少し腕を止めた。 血野神 大和「くっ!まだ25かよ!二百回までまだまだじゃんか!!やっぱ、キツいなこれ!!」 俺は汗を流しながら言い腕立て伏せを再開する。 清水 凍也「そりゃ二百回だかんな!キツいのは当然だよ!でも、さっさと終わらしちまおうぜ!!」 凍也はこんな状況でも横にいる俺と雷覇の方を見て爽やかな笑顔を見せる。 それを見たらなんだかやる気が出てきた。 何故なら俺の大親友である雷覇も凍也も俺と同じ辛さを味わってるのに俺だけが弱音を吐いちゃみっともないと思ったからだ! それから15分後、俺達は腕立て伏せ二百回をなんとか終えた。
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