第一章~絶望の始まり~

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30分後、部活が終わった頃、ちょうど俺逹は腹筋二百回を終え全身に激しい筋肉痛が走りながらも息を荒立たせフラフラと立ち上がった。 血野神 大和「ハァ、ハァ、やっと腹筋二百回終わった!!」 林山 雷覇「この後、まだダム四周もするのかよ!!もう動けないぜ!!」 雷覇が音を上げたその時、鬼顧問の菅谷先生が俺逹の前にやって来た。 菅谷先生「ほう!!ちゃんと腹筋二百回と腕立て二百回終わらしたのか!!どうやらもう走る体力も残っていないようだしダム四周は出来なかったとはいえきちんと腹筋と腕立て二百回ずつ終わらした事だし今回は特別に許してやるからさっさと寮に戻って部屋の掃除しろ!!」 菅谷先生はそう言うとグラウンドを後にした。 血野神 大和「ハァ、ハァ、やった!!ダム四周走らなくてすんでマジで良かった!!あんなん走ったらもう一歩も動けなくなっちまうぜ!!」 俺がそう言った次の瞬間、聖那が俺逹の元に走って駆け寄ってきた。 池内 聖那「大和に雷覇、それに凍也大丈夫?」 聖那は俺逹の心配をしてくれる。 雷覇は笑いながら答える。 林山 雷覇「俺逹なら大丈夫だよ!それより、明日修学旅行だろ?俺逹も準備するために今から寮戻るからお前も早く女子寮戻って準備しろよ!!」 雷覇は聖那に明日の準備しに寮に戻れと言うが聖那は寮に戻らない。 池内 聖那「あんた逹おいて先に寮に戻れないわよ馬鹿!!」 血野神 大和「良いから早く戻れよ聖那!!今帰らなきゃお前だって寮長に怒られるだろ!!だから、早く寮に戻れよ!!」 俺はキツい口調で言った。
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