第一章~絶望の始まり~

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オレは両手で頭を抑えしゃがみこんだ。 血野神 大和「いってぇ!!」 オレは少し涙目になり頭を抑えながら後ろを向いた瞬間、石山先生は鬼のような表情でオレ等に対して怒鳴り付けてきた。 石山先生「コラァ!!血野神、清水、林山!キサマ等ぁ!!点呼中に舎監室の前でグダグダ下らん話をしてんじゃない!!林山と清水キサマ等は点呼終わってんだからグダグダと血野神と話してないでさっさと飯を食堂で喰ってこんか!!」 石山先生に怒鳴られたオレ等はまるで蛇に睨まれた蛙のようになった。 清水 凍也「悪いな、大和。オレ等のせいで食堂に先行ってるぞ!」 林山 雷覇「わりい大和!食堂でゆっくり話そうぜ!!」 凍也は軽くオレの肩を叩くと石山先生の指示に従い雷覇の服を掴み食堂へ無理矢理連れて行った。 オレは二人を食堂へと見送ると舎監室に入った。 血野神 大和「失礼します。さっきはすいませんでした!」 オレはこの場を凌ぐ為、反省をしてるふりをして深々と石山先生に頭を下げた。 石山先生はいつも座っている椅子に腰掛けるとオレに説教を始めた。
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