第一章~絶望の始まり~

16/27

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
石山先生「全くキサマというやつは舎監室の目の前に来ておきながら点呼も受けずに舎監室の前で下らん話で盛り上がりおって!今が点呼の最中だというのにキサマ等がああして下らん話で舎監室の前で盛り上がってたせいで点呼を受けに来てる他の奴等が舎監室の前にわざわざ並んで待ってるのになぜ気が付かない!キサマ等のせいで他の奴等も迷惑してるのがわかってないのか!!」 石山先生は舎監室の前にずらっと並んでいる他の生徒逹を指さした。 オレはそれを見るが今のオレの頭で考えていたことはとりあえずどうにかこの場からさっさと抜け出して食堂へ向かおうかとずっと考えながら反省したふりを見せながら石山先生の説教を聞き流していた。 石山先生「だいたいお前という奴はいつもいつもだな・・・。」 石山先生が説教をオレに言い続けてたその時、寮長が石山先生の肩を軽く一叩きすると間に入り説教を止めに入った。 寮長「まぁまぁ、石山先生。血野神君もこう反省してる訳ですしもう許してやったらどうですか?それに、まだ他の子達の点呼も取らなければならないんですし今日の所はこの辺にしてやったらどうです?」 寮長はにこやかに笑いながら石山先生に言う。 石山先生「し、しかし・・・。わかりました寮長がそう言うのでしたら仕方ありませんね。血野神、もういいぞ!さっさと出ていって飯でも喰ってこい!!」 血野神 大和「はい!失礼しました。」 オレは頭の中ではナイスタイミング寮長と思いながら一礼すると舎監室から出て一目散に食堂へと向かって行った。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加