第一章~絶望の始まり~

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俺は持ち前の運動神経でとっさに体勢を立て直した。 血野神 大和『うわっと!何なんだよ一体!?勝手に開いたからマジ焦ったぜ!』 俺はさっき急に開いた巨大な門の先を見つめたが先は真っ暗で何も見えないが所々に蝋燭があり火がついてるのは確認出来た。 血野神 大和『ん~、にしても何なんだ此処は?まぁ、とりあえず中に入ってみるか此処にいても仕方ないし!』 俺は開き直り門の中に入って行くと一番近くにあった蝋燭を手に取った。 その時、さっきまで開いていた巨大な門が鈍い音を立てながら勝手に閉まり始めた。 血野神 大和『おいおい!マジかよ!!』 俺はとっさに門の外に出ようとしたが閉じ込められてしまった。 血野神 大和『畜生!一体なんだっつうんだよ!!開きやがれこの野郎!!』 俺は一旦蝋燭を床に置くと門を力強く何回か殴った。 血野神 大和『ちっ!しょうがねえ!!先に進むしかねえか!』 だが門は開かず俺の手が痛むだけで俺は軽く舌打ちすると、仕方なく諦めると床に置いた蝋燭を持ち蝋燭の光を便りにしながら先に進んだ。 血野神 大和『にしても、暗いな!つうか周りにドアが何個もあるけど一体何処に繋がってるんだ?』 俺は興味本位で目の前にある奇妙な形をしたドアを開けてみた。
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