第一章~絶望の始まり~

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俺は無数の扉の中に4つだけあるといわれる正しき道に進む為、とにかく次々と扉を開けた。 中には先に進めるが途中に落とし穴があったり先に進んでもまた元の場所に戻ったり、時には変なスイッチを踏み大岩が勢いよく転がってきたりと様々な罠にかかるがなんとか罠を上手くかわして行った。 それから数時間が過ぎ蝋燭が短くなり後少しで蝋燭の火が消えそうになったその時、俺はある部屋に辿り着いた。 血野神 大和『ハァ、ハァ、マジで洒落んなんねえ!巨大な斧みてえのが何本も振り子のように襲ってきたり弓矢がいきなり飛んできたり、落とし穴にかかったり、もう散々だぜ!マジで死ぬかと思った!!』 俺は息を荒なげながらその場に一瞬座りこんだその時、部屋全体が霧に包まれた。 血野神 大和『うわっ!なんだよ!!また罠か!?』 俺は口にハンカチを当てながら瞬時に警戒態勢を取ったその時、霧の中から青い髪の長髪の男が現れた。 血野神 大和『だ、誰だテメエ!!』 俺は目の前に現れた青い髪の長髪の男を睨み付けた。 謎の長髪の男『ふっ!!無礼ですよ!人に名を聞く時は自分から名を名乗るもの!まぁ、あなたの事は何でも知ってますがね!』 さっきまで目の前にいたはずの謎の長髪の男がいきなり俺の背後を取っていた。 血野神 大和『な、何だと!!』 俺はとっさに距離を取ると謎の長髪の男は淡々と俺の秘密を語り始めた。 謎の長髪の男『血野神 大和、生年月日198X年9月23日生まれ、16歳、天秤座、血液型B型、性格は単純で無鉄砲、そして短気で負けず嫌いでプライドも人一倍高い。好きな食べものは肉全般、嫌いな食べ物はゴーヤ、納豆、ピーマン。趣味はゲーム、特技はスキー。頭は多少悪いが運動神経は抜群。一番の親友は清水凍也に林山雷覇。そして君が最も苦手なもの幼なじみであり恋人でもある池内 聖那。流石の君も彼女には頭が上がらない。違いますか?』 俺は衝撃を受けた。 まだ名前も何も言ってないのにまるで俺の事を全てを見て来たかのように全て言い当てたからだ。
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