第一章~絶望の始まり~

25/27

10人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
血野神 大和『いってえな!何すんだよテメー!!』 俺は右肩を左手で押さえ激痛に耐えながら青龍を思い切り睨み付けた。 青龍『何って君の力を引き出すきっかけを作ってあげただけに過ぎない!その証拠に右肩を見てみな!血が止まって固まっているだろう?』 青龍は俺の右肩の傷口を指差した。 俺は青龍に言われたように右肩の傷口を見ると大量に出血していたはずの血はとまり固まっていた。 血野神 大和『な、何だよこれ!!さっきまで大量に出血してた血が固まってやがる!!』 俺は驚きを隠せなかった。 青龍『それが、君の力!君、自身の血を自由自在に操れる。血が足りなくなっても血を飲むか吸収すれば君の血は戻る。かくいう私も君と同じ力を持っている。ちなみに此処は正しき道の一つ、試練の間!此処では君の勇気を試させて貰おう!私の試練を乗り越えた時、君は大きく成長するだろう!さぁ、来るがいい!!』 青龍がそう言って刀を構えたその時、青龍の姿が俺自身になった。 血野神 大和『う、嘘だろ!!俺、自身になっただと?上等!!勇気の試練だか何だか知らねえけどぶち負かしてやんよ!!うおおおおおおおお!!!!!』 俺はそう叫ぶと右肩の傷口から剣を血で作り出した。
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

10人が本棚に入れています
本棚に追加