プロローグ

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???「クククッ!!これでついに完成だ!!」 謎の男は何やら怪しげな場所で何かを完成させたその時、何者かが足音を響かせ部屋に入ってきた。 ???「刹那!研究は順調?」 柔らかな女の声の主は刹那という名の男に話しかける。 刹那「あぁ!順調だ!!たった今、試作型兵器R-2T5Sは完成したが、まだあの方が望んでおられるあれには色々と問題点があるから完成にはもう少し時間がかかりそうだ!!」 刹那と呼ばれる男はそう言うとチラリと後ろにある怪しげなバイオ溶液の入った大きな装置を見る。 その装置の中には何やらこの世の物とは思えないような怪物が体を丸めてバイオ溶液の中に浮かんでいた。 ???「そう!でも、あれが完成したらきっとあのお方はお喜びになるわね!!そういえば刹那、今回、使用する例の薬は出来たの?」 女は怪しげな笑みを浮かべながら言う。 刹那「あぁ!あれか!!あれなら出来たぞ!またいつものように個体によって目覚める能力は違うが次のデスゲーム用に使う分は出来てるぞ!フフッ!!今回もまた素晴らしい兵器が出来るといいがな!!」 刹那と呼ばれる男は怪しげな薬を見つめながら不気味に笑う。 ???「フフッ!そうね!!あらっ?あの方が御呼び間だわ!」 女はそう言うと何やら小型の通信機のような物をズボンの後ろポケットから取り出す。
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