第一章~絶望の始まり~

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『ここは千葉県木更津の山奥にある暁学園。ここは中高一環の全寮制の学校だ。ここにはいろんな地方からこの学校に入って学ぶ者も多い。そういう俺もそのうちの一人だ。俺の名前は血野神 大和(ちのがみ やまと)変わった名前だろ?俺の容姿はまぁ、これといって普通だが髪の毛が産まれつき茶髪ってことと目付きが悪いってだけで上級生から絡まれるからいつも面倒臭い事になる。一応、喧嘩は強い方だ。ちなみにこれから話す話は俺達が体験した長いようで短かった最悪の1週間の出来事だ。』 キーンコーンカーンコーン 授業のチャイムが鳴り終わると今日も1日が終わった。 血野神 大和「さ~てと、かったるい授業も終わった事だし今日は部活サボって寮で寝ようかな?」 俺はのんびりと歩きながら寮に帰ってたその時、誰かが俺の背中を強く叩いた。 血野神 大和「いって~な!!誰だよ!?って、なんだ雷覇かよ!!」 俺が後ろを振り向くとそこにはニコニコと笑いながら林山 雷覇が立っていた。 林山 雷覇「よっ!!大和、さっさと寮に戻って部活の準備でもしようぜ!」 『改めて紹介する。こいつは俺が幼稚園からの大親友の林山 雷覇(はやしやま らいは)ってんだ。雷覇と俺は同じクラスで部活も同じラグビー部に所属していて友達思いの良いやつでクラスのムードメーカー的存在だ。』 俺はちょっと嫌そうな顔をしながら言う。 血野神 大和「えー、めんどくせえ!!いちいちあんなに動いて汗かきたくねえよ!それに第一、服がめちゃくちゃ汚れるじゃんか!」 俺がそう言うと誰かが俺の右肩を叩いた。 俺が後ろを振り返るとそこには清水 凍也(しみず とうや)が立っていた。 清水 凍也「まぁ、そう言うなって!ほら、俺も雷覇と大和と一緒に行くからさ!第一、大和お前が一番サボったらヤバいんじゃないか?」 『改めて紹介するこいつも俺の親友で小学校の時から仲が良い奴で物凄く面倒見が良くて何かと俺を心配してくれたり悩みがあれば相談にもすぐに乗ってくれる。それに、俺だけじゃなく皆にも面倒見が良いから凍也自身がイケメンで運動神経も抜群でおまけに頭が良いってこともあって女子にも人気があり男子からも人望が厚い。それが、清水 凍也。雷覇と同じくらい大切な存在であり俺の大親友であり同じクラスで同じ部活仲間だ。』
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