第一章~絶望の始まり~

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『俺は凍也のその言葉を聞いて内心ドキッとした。なぜなら、ラグビー部のマネージャーに俺の幼なじみであり恋人でありクラスメイトである池内 聖那(いけうち せいな)が居るからだ!聖那はショートカットが良く似合う可愛い子で学年でもアイドル的存在なのだが一つ問題がある。聖那は可愛い顔をしてるがめっぽう男勝りで気が強く負けず嫌いで思った事は常に言葉に出してキツい毒舌を吐き、その上、聖那のパンチと来たら普通の男子と同じ位強いからだ!流石の俺も正直、聖那には逆らえない。というか頭が上がらないんだ。なぜ頭が上がらないかと言うと後で何されるかわからないからってのもあるからだ。』 清水 凍也「大和、お前も部活サボったら後で、聖那に何されるかわかんないだろ?まっ、大和がサボりたかったらサボれば良いけど俺は知らないぞ!!」 凍也はニヤニヤ笑いながら言う。 俺は頭をポリポリかきながら仕方なく答えながら雷覇と凍也と共に男子寮に向かう。 血野神 大和「ったく、わかったよ!出ればいいんだろ出れば!!聖那にこっぴどく怒られるのもごめんだしな!けど、マジでめんどくせえな!!」 俺がそう言った次の瞬間、誰かが俺の右肩を叩くとそのまま力いっぱい俺の右肩を握る。 俺はあまりの痛さに声を出して叫んだ。 血野神 大和「イテテテテ!!!だ、誰だよ!!離せよ!!って、お・・・お前・・・」 俺は後ろを振り返ると一気に血の気が引いた。 なぜなら俺達の後ろに俺の恋人である池内 聖那がめっちゃ怒りながらも笑顔で立って居たからだ。
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