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俺はとにかく全速力で寮まで走った。
何故なら部活が始まる時間が3時40分からで今の時刻は3時半、部活が始まるまで後10分しかないからだ!
血野神 大和「やっべえ、マジで急がないと部活に遅れる!遅れたら聖那のお仕置きとあの鬼顧問二人からの鬼のしごきが待ってるからな!それに、さっき聖那とも必ず部活には行くって約束したし!とにかく急がなきゃ!!」
俺はとにかくしにもの狂いで走って寮に向かって走って行った。
寮に着くと俺は速攻で舎管室によりお菓子を五百円分買うための伝票にハンコを押してもらうとその紙をギュッと握り急いで寮の自室まで走って行った。
血野神 大和「ハァ、ハァ、やっと着いた!!」
俺は息を荒立てながら自室のドアを開け自分の自室に入ると同じルームメートでありクラスメイトであり俺の昔からの大親友の二人、そう林山 雷覇と清水 凍也が俺を待っていてくれた。
林山 雷覇「遅いぞ大和!」
清水 凍也「ったく相変わらず時間にルーズだな大和は!!ほら、さっさと着替えろよ!」
凍也はそう言うと俺の部活用の服とズボンとスパイクを手渡してくれた。
血野神 大和「わりい凍也!」
俺はそれを受けとり凍也に礼を言うとすぐさま着替え菓子を買うための伝票を財布の中に入れた。
清水 凍也「おっし、準備出来たみたいだな!んじゃ行こうぜ!!」
血野神 大和「ああ!!」
俺はそう言うと俺達三人は急いで寮を出てグラウンドへ向かって走って行った。
林山 雷覇「なぁ、大和!それにしてもやけに戻ってくるの遅かったな!!もしかして、聖那とキスしてたとか?」
雷覇は走りながら俺をちゃかした。
清水 凍也「ハハッ!それ有り得るかも!なんだかんだ大和と聖那はラブラブだからな!!」
凍也も笑いながら俺をちゃかす。
俺は顔を赤くしながら言った。
血野神 大和「バ・・・バカ!そんな訳ねえだろ!!ってか、ヤベエ部活、後一分で始まっちまうよ!!」
俺は腕時計の時間を見てわざと話を反らした。
凍也は爽やかな笑顔でこう答える。
清水 凍也「な~に、大丈夫だよ!ほら、もうグラウンド見えて来ただろ?後ちょっとだから間に合うさ!!」
俺はそれを聞いて安心した。
血野神 大和「それもそうだな!それと、待っててくれてありがとな!!」
俺は二人に礼を言う。
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