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凜side
「希!私、チョコレートアイスがいい!!!」
「はいはい
香織は?」
「あ・・・チョコミントでいいよ。」
香織・・・?
元気・・・ない?
もしかして・・・
よしっ!
「お待たせしました。チョコレートアイスとチョコミントです。」
「んじゃ、二人で〈仲良く〉食べなよ?」
「おいっ?!凜?」
私はなるべく希と香織から遠くに離れて座った。
「はぁ~」
「ねぇねぇ!なにため息ついてんの?俺達と遊ばない?」
ナンパか・・・・
「へぇ・・・そぉやっていろんな女の子にナンパしてんでしょ?」
「うっせーよ!」
男が私の腕を掴んできた。
「イタッ!」
「おいっ!なにやってんだ?」
バカ希!
せっかく二人きりにしたのに・・・
来ないでよっ!
「チッ男持ちかよッ!」
ナンパ野郎は去っていった。
「大丈夫か?」
「うん・・・ありがと。じゃあまたね?」
私はチョコレートアイスを食べた。
なんでだろ・・・・・
甘いはずなのに・・・
こんなに苦く感じるのは・・・・
どうして?
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