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凜side
楽しかった、一日も終わり、電車で帰った。
私は、希に、
「香織に何かあった大変だから送ってあげなよ!」
「でも・・・凜今日ナンパされてたじゃん。」
「そーだよ!」
「ん~
あっ!希、真希姉に電話して!迎え来てもらう!」
「あぁ・・・分かった。」
『もしもし?真希姉?今から○○駅まで迎え来て!いや、俺じゃなくて凜。ぉう!宜しく。』ピッ
希が電話し終えると、
「んじゃ、凜じゃあな!」
「うん!気をつけてね!」
希と香織の姿が見えなくなると、
「ヤッホー!凜!」
「真希姉」
あ、ちなみに真希姉とは希のお姉さん。歳は、18
「真希姉宜しく!」
「のりな。んで、何かあった?」
真希姉は唯一私の気持ちを知っている。
「真希姉・・・チョコレートアイスって・・・・・・苦かったっけ?」
「は?甘いじゃん。」
「真希姉・・・辛いよ・・・」
「あたしもさ・・・そういう恋したことあるよ?」
「えっ?」
「辛くて・・・諦めようと頑張った。口では諦めるとかいったって・・・・・・相手への気持ちが強ければ強いほど、目で追ってた。姿をみたら、ずっと見つめてた。」
私は黙って真希姉の話を聞いてた。
「だから別に、諦める必要もない。傍にいたってかまわないんじゃない?」
「真希姉・・・
私ね・・・・中学卒業したら―――――に行く。」
「―――そっか・・・・凜が決めたなら・・・いいんじゃない?」
「ありがとう。真希姉。」
それから他愛ない話をしていると、家に着いた。
「真希姉ありがとう!!」
「どういたしまして。」
それから家に入った。
思えば、この選択が間違えていたのかもしれない。
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