責任という苦さ

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しばらくして、ランプが消えた。 「手術は成功しました。しかし、目を覚ますかは・・・希くん次第です。」 そこに、希のお母さんとお父さんがきた。 「ハァツハァ!希は!真希!希は助かったの?」 「うん・・・あとは・・・希次第。」 「おばさん・・・おじさん・・・私の所為です。ごめんなさい。」 そういって頭を下げた。 「違うわ。凜ちゃん。頭を上げて? そちらのお嬢さんは?」 「あ・・・希君とお付き合いしています。香織です。」 「そぅ。なんでこうなってしまったか・・・話してくれる?」 「それは「私が話します。」 「私と希、香織は海に行ってました。電車で帰って、駅に着いたとき、私が希に香織を送るように言いました。」 駄目だ・・・涙が出てきて・・・話せない・・・ すると 「そして、帰るとき、希君が・・・事故にあいました。」 そう話してくれたのは・・・ 「香織・・・」
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