生命

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私は、そっと彼女の痩せ細った肩を抱き締め 「俺と一緒に横浜へ帰らないか」と尋ねた 彼女は俯いたまま返事はなかった 私は帰り道、そっと彼女に手紙が欲しいと住所を書き出し渡した 「ご免なさい先程は、とても嬉しかった、私はあの哀しい街には戻れない」 そういって闇に消えていった
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