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すぐ来ると夏候淵は言ったが曹操の到着は夜中になった。
一徹が屋敷に着いてからすでに10時間は経過している、やはり夏候淵の一時場の空気を沈めるための嘘だったのであろう。
「すぐって言ったじゃないかよ淵!」と一徹はもう気安く淵などと呼んでいた。
「わりぃな、今着いたらしいww」
曹操が静かに部屋に入ると皆静かになった。「でわ、皆揃ったようだな?会議を始めようか」
「あぁ」と夏候惇は小さく頷き曹操は話を始めようと地図を開こうとしたその時一徹は大声で「別にいいんだけどさ、会議なんて俺聞いてないよ?」
曹操は少しニヤつきながら「言って無いものが知られても気味が悪い」と言った。
一徹はもう反論するのはよそうと黙りこんだ。
「さて、惇と淵は知ってるだろうが今、我等は董卓を討つべくして集まった連合軍に組みしている。
近々行われる戦だがそこでの配置についてだ・・・」
と説明は長々続き一徹が深い眠りに堕ちる一歩手前で作戦会議は終了した。
「寝てたようだが解ったのかい?配置」
と淵が問掛けて来たのでさっぱり解らないと一徹は返した。
淵は笑いながらお前は惇とペアで動けと言われ一徹は少し憂鬱になった、一徹と惇の溝は埋まる事無くそのまま戦当日へと続く
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