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惇と打ち解ける事無く戦当日を迎えた訳だが一徹は鬱でもなかった。
惇も別段いつもと変わらない表情をしている
「足でまといになるな」惇は一徹に一言いいゆっくり馬を走らせた。一徹は初陣のためか信頼が薄いのか惇の隊の歩兵で出陣することとなった。
「さそっといてこれはあまりでないかい?まぁ馬乗れないからいいけど」一言を呟きながら戦場へと赴いた。
一徹には殺されるかもという恐怖は無かった、沸き上がる感情といえば惇ヘの苛立ちとあの影・・・時空神の言っていた無双の力というやつだ。
考え事と独り言を繰り返しながら歩くと惇は馬に乗りながら合図を送った、どうやら目的地についたようだ。
ここでテントをはり一夜様子見といったところらしい・・・一方一徹は中々敵と遭遇しないため退屈になっていた。
ただの見張りも飽きて少し星空でも見ようと思い立ち上官の目を盗み森の中へと入っていった
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