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曹操は呂布を相手にせず本陣大将遠紹全軍ともに董卓に向かっていた。
「お前の所の鬼はどうにかならんのか・・・」と遠紹は飽きれ気味に曹操に問うと曹操は「命令されて引く鬼神などいらぬわ」と答えた。
一方、一徹と呂布の撃ち合いは更に続き建築物どころか地面までもえぐるほどの激戦を繰り広げていたが、曹操と遠紹の両軍による攻撃で董卓が逃走したか討ち取られたのを逃げ惑う自軍兵を見て呂布が察し呂布は「ふんっ今回はここまでにしておく!次は殺す!」といい放ち呂布は赤兎に股がり踵を返し走り去ってしまった。
「おっ終わった?」
一徹はその場にバタリと倒れ込みのちに曹操に拾われ本陣に帰還した。
今回の戦いでは董卓は討ちとれなかったものの董卓の力を大幅に削ぐ事に成功し連合軍は一応勝利を納めた・・・と言う事になっているが一徹はふに落ちないようだった。
「呂布と撃ち合ったみたいじゃねぇか‼スゲェよ一徹★」と淵は言ってくれたが一徹はまだ胸がうやむやだった、曹操はこの戦いでの一徹の無双ぶりに歩兵から将軍へ一気に引き上げ優遇した。
惇も前のように見下ろしたりすることはなくなった。
良かったと言えば良かったのだが・・・
董卓が呂布により暗殺されたのを聞いたのはその半年後であった。
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