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だがここは襲われた一徹より襲った盗賊が不幸。
捕まれてるにも関わらず一徹は足で股間を蹴りあげ残りの盗賊たちも、ものの数分でかたづけてしまった。
「盗賊・・・かな?」
と冷静に状況を把握しながら服についたほこりを払っていると馬の歩く音がした。
新手の盗賊だと思い一徹は身構えたが馬に乗った男は笑いながら「わしは族ではないわ」と言った。
「お前・・・武芸の心得があるのか?」
一徹は不審者だと思ったがここは少し会話してここがなんなのか割り出そうと会話を続けた。
「まぁ・・・少しはあるっす」
馬に乗った男はうむと唸りこう続けた。
「わしは中々の武と見た。お前、わしの屋敷に来い!少し話がある」
少し嫌だなっと一徹は思ったが宿と飯が食えると思い一徹は「飯、食えます?」と聞いた。
男はまた笑いながら食わせてやると答えた。一徹は少しホッとして自己紹介を始めた「俺、才賀 一徹って言います。あんたは?」
男はまたうむと唸り答えた「わしの名は曹操、字は孟徳だ」
そうこの男こそ後の魏王朝皇帝となる男。
そして一徹はその名を聞いた時理解した、ここは軍勇ひしめく時代・・・そう三国時代である事を。
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