40人が本棚に入れています
本棚に追加
/144ページ
ヤツは力ずくで私を縛る。
足も手も身体も羽も…
普段は小さくたたんで背中に収められている羽
でも、今は縛られ仰向けにされている。
荒い息と共に冷たい床に押さえ付けられ、羽が折れてしまいそう。
痛い…
羽も背中も心も…下肢も…
いつまでこんな事、続くんだろう?
どうしてこんな事ばかりするんだろう?
ヤツは何度も私の中に入ってくる。
入ってきては荒らし回り、汚していく。
その度、ヤツの質問に満足するように応えなければ、これは終わらない。
でも、もう下肢には感覚がない。
「どう?イケる?」
「ん……。」
「背中、痛そうだね?大丈夫?」
肩から背中をいやらしく触りながら、ヤツは聞く。
「床が硬いから……。」
「そのほうが、僕を感じ取れるでしょ?」
ヤツの骨っぽい腰も痛い。
腰骨同士の音が鳴りそうなくらいに打ち付ける。
「さあ、もっと熱くして…でないと、ご褒美は無しだよ?」
ご褒美が欲しいのはヤツの方だ。
「下さい…ごほうび…。」
ギラギラした目が私を刺す。
「欲しいの?じゃあ、あげるよ。僕がご褒美をあげる時に、君は最大にそのいやらしい器を広げて……ぐっ………」
ヤツは言い終わらないうちに汚しはじめる。
汚れる…汚される……
最初のコメントを投稿しよう!