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廊下を歩いていれば斎藤が縁側で月を眺める
それはこちらから見れば
『ウハッ!!超ヤバッ』と思うくらいカッコ良く似合っていた
「はじめさん?」
そんな斎藤に声をかける愛美
声を聞いて複雑というより何か悩んでいるような顔で愛美を見つめる斎藤
「愛美か……何でここに?」
「土方の部屋が五月蝿いから逃げてきた」
「恐らく皆土方副長の部屋で愛美について話しているのだろ」
「そうなんですよぉ、皆して私の味付けの好みは誰と一緒なのかって話し合ってて…私の好みなんて聞いてなんの得するんだか」
軽くため息つく愛美に
『恐らく土方副長も組長皆も愛美の異性の好みについて話していたんだろう』
と斎藤は思うがそんな事言ったら敵に塩を送るのと一緒なので余計な事を言わず愛美の鈍感発言に微笑
「はじめさんもおかしいと思いますよね」
「あぁ…そうだな……」
そして斎藤も愛美を見つめて
「愛美………」
「何でしょうか?」
もう、俺は愛美を誰にも渡されたくない…
「愛美………愛してる」
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