誰よりも早く

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こちらは若者組 「こら総司!!ちったぁ真面目に雪投げやがれ」 「えー…嫌ですぅ♪ 僕の好きな愛美チャンと近藤さんに雪なんか当てられません」 先ほどから雪球を作らないで観戦する沖田に怒鳴る土方 「副長、愛美が伊藤参謀長に襲われています…」 「えっ!?」 「なっ!!?」 真面目に務めを果たす斎藤は土方に愛美がどんな様子かを伝える伝言係りに任命されて 「伊藤さんは愛美チャンの仲間でしょ?…なんで反逆者が出るの?」 「んな事俺が知るか!! 大概愛美が伊藤さんを怒らせる事でもしたんだろうよ」 そして近藤が伊藤を宥めて愛美は助かったと聞き土方は斎藤に 「よし…つー事は今愛美の組は色々とガタガタしている筈だ 叩くなら今だ」 「えー…愛美チャン泣いちゃうかも知れませんよ? 僕はそういうコソコソするの嫌いだなぁ」 「誰もおめぇの意見なんか聞かねー!!そして今は俺が大将だ 斎藤皆に一気に雪だるまの首を落とせと伝えろ」 「御意…タタッ」 斎藤は素早く走り皆に伝えれば 「「「うおおおおりゃあああ」」」」 皆さん一気に愛美の組の雪だるまを狙って雪球を投げつける 勿論愛美は驚いて 「えっ…なんで一斉に狙ってるの!!?」 「悪いな愛美、近藤さん この勝負俺達が頂いたぜ」
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