誰よりも早く

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「わぁ……これは絶望的だねぇ 近藤さん」 「そうですね~」 年寄り2人はのんびりと自分の組の雪だるまが当てられるのを観戦していて 「なにのんびりと観戦してるんですか!! 負けてるんですよ!?」 「はっはっはっ…そうだけど勝負は作戦と運があって我々には作戦と観戦のあちらは運と攻撃がある だからね我々は勝てるんだよ」 明らか今にも崩れてしまいそうな雪だるまなのに何故か余裕綽々の顔の井上源三郎 初老 「この状況でどうやって勝てるという自信があるんですか!! 観戦と攻撃だったら確実に攻撃の方が有利じゃないですか!!」 「愛美君落ち着いて下さい 観戦というのは観て戦うと書きます つまり今まで私たちは見ていたのです そして今から戦うのですよ」 山南の落ち着きはなった言葉にも愛美は理解が出来ずまるで気持ち悪い虫を見ているような目で雪だるまを眺めていて
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