4000人が本棚に入れています
本棚に追加
(…ん?誰かいる…!?)
少年はその人を見ようと神社から身を乗り出す。
「あーぁ、もぅ。さっきから五月蝿いですねぇ…私は今考え事をしているんです。話し掛けないでもらえます?それとも貴方達。……斬られたいんですか?」
青年は一瞬怪訝そうな顔をした後、にっこりと黒い笑顔で笑った。
「ッ!なっ!!」
「己ぇぇえ!黙って聞いておればズケズケとぉ!!」
(黙ってないだろ!!)
少年は心なかで男に向かってツッコむが、男達が青年に向かって刀を抜いた為、ギョッと驚いた。
(え!?何であの人たち刀なんか持ってんの!?…よく見れば変な格好してるし…)
「死ねぇぇえぇぇぇええ!!!」
男達が青年に斬りかかる。
「はぁ、仕方ないですねぇ……皆さんそんなに死にたいんですか」
だが、青年は落ち着いており、やれやれと刀を抜こうとした。
が…
最初のコメントを投稿しよう!