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「いやぁいやぁ何か知らないけど、片付いちゃったみたいですねぇ~♪」
パチパチッ
青年は少年の行動が面白かったのか、ニコニコと笑って拍手をしていた。
「あ、そう言えば貴方大丈夫でした?…でも、行き成り襲われるだなんて、貴方この人たちに何かしたんですか?」
「ん?私は何もしてませんよ。貴方も御覧になってたでしょう。…………処でおかしな格好をしていますねぇ…貴方、異人の方ですか?」
ん?異人?聞いたことあるような…
「僕は異人じゃなくて日本人ですよ。変な格好って…貴方の方が珍しいと思いますが…?」
((……ん??…))
話の噛み合わない二人。だが、それは当然だ。
ここで読者の方々だけにお教えしましょう。…此処は幕末、文久三年の京。今の京都である。
少年は車にひかれる寸前、どういった訳か約150年前にタイムスリップしてしまったのであった。
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