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少年時代をそれとともに過ごした者は少なくない。
TVゲームにはない、生身の触れ合い、魂の衝突がそこにはある。
浪費と狂喜はいつまでも続くと思っていたあの頃――
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少年時代のカードゲーム、ボードゲームに関する
周囲の既知外達との思い出について俺が懐かしむスレ。
2 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 20:15:49.95 ID:8tGoRXeU0
中学生の頃、俺は有名なMTGことマジックザギャザリングにどっぷりと漬かっていた。
トレーディングカードゲームとしては最高の知名度と人口を誇るその恐るべき遊戯は、
俺や周囲の人間を魅了し、いっぱしのカードゲームジャンキーに仕立て上げた。
だが悲しいことに、悲劇はそれだけに留まらなかった。
MTGを続けている間も俺達は、新たなる新鮮な喜びを求め、
MTGプレイの合間にも、様々なゲームを試していったのだ。
4 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 20:22:08.33 ID:8tGoRXeU0
俺とMTG仲間であった
テツオ、山田、田村、チャンプ(MTG内のあだ名)、サラ(仮)、小宮、横田はまず
あの伝説のカードゲーム、トランプへと手を出すことになる。
トランプとは、周知の通りイカサマの勝負だ。
6 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 20:24:33.49 ID:8tGoRXeU0
イカサマといえば界隈で右に出る者がいなかったのがテツオだ。
俺と同じ学校の同級であるテツオは、MTGにおいて非凡なるサマテクニックを駆使し、
そのデッキ構築能力の低さにも関わらず、常に三本の指に入る実力者であった。
「奴はいつの間にか手札が増える」
「だがギャラリーですらその瞬間をとらえられない」
そう恐れられたテツオは、手札の上限が7枚のMTGにおいて
「絶好調の時は手札が10枚になる」
そんな噂の立つ男であった。
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