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45 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 21:23:00.95 ID:8tGoRXeU0
年齢確認
俺、テツオ、その他の友人 … 中2~高1の同学年
チャンプ、山田、サラ … 俺達より1個上、中3~高2
田村 … 俺達より1個下、中1~中3
小宮 … 小学生
横田 … 大学生
46 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 21:24:18.06 ID:8tGoRXeU0
そんな和やかなムードでゲームは進み、ついにテツオの親と相成った。
瞬間、心重ねる6人の戦士――揺ぎ無い決意がそこには見えた。
51 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 21:28:09.05 ID:8tGoRXeU0
テツオのスタート手札は相変わらず少なかったが、
忘れもしない、小宮からのババがストレートにテツオの手前の山田に渡る。
小宮は小学生であるが故、表情のコントロールにまだ難がある。
気の探知を覚えたばかりのベジータのように、
にやにや笑いがその顔から時折ほとばしる。
誰も気にも留めていなかったが、俺はそれを見て少し嫌な予感がしたのを覚えている。
53 名前:名無しVIP [] 投稿日:2006/05/23(火) 21:32:09.69 ID:8tGoRXeU0
策士・山田の戦略通り、その勝負は
テツオと手前(奇しくもその時の席順は山田だったが)の戦いとなり、
テツオはラス前、尊い犠牲となった山田がラスという、
山田が曰くところの「満足のいく結果」に終わった。
そして二度目のテツオの親。
一度目、見事な連携で山田まで渡ったババがストレートにテツオに渡る。
またもやテツオと山田の戦い――策士山田恐るべし。誰もがそう思った。
だがここで、起きてはならない事態が巻き起こる。
それは、山田システムの間隙とも言える致命的な欠陥であった。
幾度目のテツオの次の男の番に、テツオからこぼれたババが
ストレートに山田のところへ渡ってしまう。
一閃――山田もそのあまりの美しいババの動きに、見とれていたのだろう。
そしてそれを、こともあろうにテツオが掴む。
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