少女

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ナ「あぁ…」 ニャ「私は知っとったぞ。」 ナ「えぇ!?」 サ「ふっ…あははははッ!!」 ニャンコ先生と夏目のやりとりを聞いて笑う沙羅。 ハ「隠していてすまない…。我の名は『白』。沙羅は我の友人…そして我は沙羅を護者。」 ニャ「夏目、この妖はかなり大物だぞ。なんせこの小娘は白巫女だしな。」 ナ「ああ…。そう言えばその白巫女ってなんなんだ??」 夏目は白とニャンコ先生を交互に見ながら尋ねる。 ニャ「なんだお前。そんなことも知らんのか。」 ニャンコ先生は呆れ気味に言う。 ナ「仕方ないだろ。」 ニャ「白巫女と言うのはな、巫女の中でも霊力を特に持った者のことを言うのだ。」 ハ「だが、沙羅は今まで白巫女より遥かに霊力が高い。妖の世界では知らないものは居ないからな。」 ナ「すごいんだな…沙羅は…だから妖も見えるのか…」 サ「この力のせいで私の居場所はないけどね…」 そう言う沙羅の眼には悲しみに満ちていた。 サ「夏目の話は最近よく聞いている。何でも祖母レイコの友人帳を持っていて名前を返還しているとか…」 ナ「あぁ…そうだ。」 その時、部屋をノックする音が響いた。
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