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ある日、二人は高い木の上に乗り景色を眺めていた。
シ「麗…??」
レ「何??」
麗は紫の方を向き、紫は深呼吸をする。
シ「麗…私は気付いたんだ。一緒に居る時間が長くなればなるほど…私は麗に夢中になっていると…麗…私は君が好きだ…」
レ「えっ…??本当に…??」
シ「本当だ…」
紫は麗を優しく抱きしめる。
レ「本当の…本当の…??」
麗は涙を流しながら問う。
シ「あぁ…本当の本当だ…」
レ「私もよ…紫が好き…大好き…ッ」
麗も抱きしめ返す。
そして私達は前よりも一緒に居る時間が長くなりとても幸せだった。
言葉では言い表せ無いほどとても…とても…
だが…
その幸せは長くは続かなかった。
その日、私達は初めて逢った場所に来ていた。
シ「懐かしいな…」
レ「ええ…すごく…」
紫と麗は目を見合わせて微笑んだ。
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