妖怪

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─ガラガラッ・・!! 夏目は勢い良く玄関のドアを開けた。 するとパタパタとスリッパの音が近付いてきた。 ??「おかえり貴志くん。」 ナ「あっ塔子さん。ただいま…」 出迎えてくれたのは夏目がお世話になっている藤原夫妻…塔子。 ト「あら!貴志くんどうしたのそのキツネ!」 ナ「あの…道端で倒れてるのを見つけて…」 ト「まあ大変!!ひどいケガをしてるわ!!手当てしてあげなきゃ!!」 塔子はそう言うなり走って行ってしまった。 ナ「ニャンコ先生、先に2階上がっててくれ。」 夏目はそれだけを言うと塔子の後を追った。 塔子は救急箱を持って夏目の所へやって来た。 ナ「塔子さん俺がやります。」 ト「そう??ありがとう。」 ナ「いえ…」 夏目は塔子から救急箱を受けとると2階へと向かった。
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