580人が本棚に入れています
本棚に追加
/135ページ
─ガラガラッ・・!!
夏目は勢い良く玄関のドアを開けた。
するとパタパタとスリッパの音が近付いてきた。
??「おかえり貴志くん。」
ナ「あっ塔子さん。ただいま…」
出迎えてくれたのは夏目がお世話になっている藤原夫妻…塔子。
ト「あら!貴志くんどうしたのそのキツネ!」
ナ「あの…道端で倒れてるのを見つけて…」
ト「まあ大変!!ひどいケガをしてるわ!!手当てしてあげなきゃ!!」
塔子はそう言うなり走って行ってしまった。
ナ「ニャンコ先生、先に2階上がっててくれ。」
夏目はそれだけを言うと塔子の後を追った。
塔子は救急箱を持って夏目の所へやって来た。
ナ「塔子さん俺がやります。」
ト「そう??ありがとう。」
ナ「いえ…」
夏目は塔子から救急箱を受けとると2階へと向かった。
最初のコメントを投稿しよう!