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2階に上がり、座布団の上にキツネを降ろし丁寧に消毒をしていく。
ナ「それにしても何であんな道端にこいつが居たんだ??」
ニャ「そんなこと私が知るか。だが…そのキツネには飼い主が居るな。首に鈴の首輪が付いている。」
ナ「ほんとだ。」
指で弾くとチリンッと澄んだ音色が響く。
ナ「でも飼い主が居るってことは俺以外に…妖が見える奴が居るってことか??」
ニャ「そうだな」
ナ「…とりあえず飼い主が見付かるまで俺がこのキツネの面倒を見るよ。」
夏目はキツネを撫でながら言う。
ニャ「またお前は面倒くさいことに関わりよって…」
こうして飼い主が見付かるまでキツネを預かる事になった。
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