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ナ「おいお前。大丈夫か??そんな所に居たら風邪引くぞ。」
夏目はそう言うと少女を傘の中に入れる。
ニャ「ん…??お前…何処かで見たことあるぞ。」
ナ「こら、ニャンコ先生。失礼だぞ。」
夏目はニャンコ先生を思いっきり睨む。
ナ「ところでお前は何でこんな傷だらけなんだ??」
??「キツネを…探している…」
ナ「キツネ…??ひょっとして!手乗りサイズの白いキツネかッ!?」
夏目がそう言った途端少女は目を見開き飛び付いてきた。
??「そうだ!!お前知っているのかッ!?」
ナ「落ち着けッ…!!俺の家に居る!こないだ道端で倒れてて今…預かってるんだ!!」
夏目がそう言うと少女は安心したように微笑んだ。
??「そうか…良かった…悪いが、逢わせてほしい…」
ナ「え…??もしかして…お前…」
少女がそう言った瞬間、ニャンコ先生は「あっ!!」と大きな声を出した。
ニャ「思い出したぞ!!お前はあの有名な白巫女だなッ!?」
??「え…??ああ・・妖の方ではそう言われている。私の名は沙羅(サラ)よろしく夏目。」
ナ「どうして俺の名前…」
サ「知っているさ。有名だからね・・話はまた後で。とりあえずキツネに逢いたい。」
こうして3人(?)は家に向かった────────
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