第二章【ラミア】

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羅刹達はとりあえず、隣町に宿を取る事にした ラミア「・・・私、お金持ってない・・・」 羅刹「金は貸してやる、とりあえずシャワーしてこい」 ラミア「・・・」 羅刹「とっとと汚れを落として飯にいくぞ」 ラミア「・・・着替え・・無いんだけど・・・・」 羅刹「・・・俺ので我慢しろ・・」 ラミアはコクリと頷き、羅刹から服を受け取りシャワールームに向かう ・・・・ ・・・なんで私、シャワーなんてしてるんだろ・・・ 今日死ぬはずだったのに・・・・ ラミアは壁に寄りかかり涙を流す・・・ シャワーの水か涙かわかりにくいが ラミア「お母さん・・・・」 ・・・・・ 『ガチャッ』 ラミアがシャワールームから出てくる 羅刹「ほう~・・・そんな面(つら)してたのか・・・」 ラミア「・・・なに?」 羅刹「いや、さっきまで汚れてて、どんな顔かわからなかったからな・・・」 ラミア「・・・」 羅刹「なに睨んでやがるんだ?」 ラミア「男は嫌い・・・」 羅刹「なんだ?襲われでもしたか?」 そういって羅刹は笑う ラミア「全部返り討ちにしてやった・・・。けど・・・近づくだけで悪寒が走る・・」 羅刹「くくく、返り討ちか・・・」 ラミア「さっきから何がおかしいのよ・・・東洋人」 羅刹「いや、いろいろとな・・・、羅刹だ」 ラミア「?」 羅刹「俺の名前だ、お前は?」
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