第一章【羅刹】

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「銀髪ってだけでも気味が悪いのに5年前に人の頭を握り潰しやがったんだ・・・」 街の住人は身震いをしながら話す 羅刹「へ~握力だけでな~」 「それ以来その魔女はあそこに幽閉されてるんだ。魔女は18歳になるまで殺せないからな・・・」 羅刹「何故だ?」 「子供のうちに殺すと呪われるという言い伝えだからな。純潔の魔女は死して尚災いを呼び起こす・・・ってな」 もう1人の男が言う 「まぁ、あの収容所にいれられたんじゃ魔女といえどどうにもできんだろうしな・・・毎日看守どもの慰みものになってるだろうし・・・」 羅刹「ふ~ん・・・そいつの死刑はいつだ?」 「たしか明後日だ。それが魔女の誕生日らしいからな」 羅刹「明後日ねぇ・・・サンキュ・・・」 そういって羅刹は何か思いつたらしく楽しそうな笑みを浮かべる 羅刹「少しは楽しめるか?」
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