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2日後・・・
いよいよ魔女の死刑とあって住人ほぼ全員が死刑台のある丘に集まる
住人たちは好き勝手に魔女のことを話してる
羅刹「さてと・・・どれほどの化け物がでてくるんだ?」
羅刹は楽しそうに死刑を待つ
そしていよいよそのときが来る
死刑台の方に向かって看守たちと・・・銀髪の女が歩いてくる
住人たちは静にそれを見ている
羅刹「あれが・・・?普通だな・・・」
羅刹は少しがっかりしている
「これより魔女!ラミア・ファブレガスの死刑を行う」
ラミアと呼ばれた女性こそが銀髪の魔女である
ラミアは周りをキョロキョロと見渡す。誰かをさがすように・・・
「何をキョロキョロしている!?これから貴様は火あぶりにされるんだ」
ラミア「お・・お母さん・・・どこ?」
「母親?・・・あ~あ・・・貴様の母親か?いい女だったなぁ・・・」
そういって看守は怪しい笑みを浮かべる
「かわいそうに・・・貴様のような娘を産んだばかりに・・・男どもに散々犯されたあと殺されたんだ」
そういって男は高らかに笑う
ラミア「死んだ・・・?お母さんが・・・?嘘・・・」
「嘘じゃないさ!5年間母親に一目会えると思ってたんだろ?残念だったな」「ははははははは!!」
看守たちも街の住人たちも誰も同情などしない
魔女とはそれほどまでに恐れられ敵意を示す対象であった
ラミア「・・・ころ・・・す・・・」
「あ?なんだって?」
ラミア「みんな!殺してやる!!」
そういうとラミアは手錠と足かせをつけられたまま看守の1人の顔を思いっきり殴り飛ばす
看守は決して小柄ではないが豪快に吹っ飛ぶ
「貴様!!」
別の看守が鉄の棒でラミアを後ろから殴りつける
ラミア「……」
ラミアは倒れず、鉄球のついた足枷をしたまま足を振り抜く
鉄球が看守の頭を粉砕する
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