186人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
はぁ…
何回目のため息だろう?
いい加減取りに行かないと、電話で伝えた時間に遅刻しちゃうのに
だけど、まだ心の準備ができてない…
と、その時
~~~♪
エントランスでもたもたしているあたしの鞄の中から着信をつげるメロディが流れる
だ、誰だろう??
そう思いながら着信画面を見るとそこには見慣れた名前が…
あれ…?長野先輩だ…
産休中なのに電話だなんてどうしたんだろう?
そう思いながら通話ボタンを押した瞬間、
「さぁあぁかぁあぁきぃいぃ!」
「ひ、ひぇっ…」
携帯から漏れるほどの凄い剣幕があたしの鼓膜を震わせる
その勢いに思わず悲鳴が漏れてしまうほどだ
.
最初のコメントを投稿しよう!