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宮穂「あ、やっと下りてきましたね」
台所
奈緒子「起きなかったでしょ航？あんだけ騒いでたんだし」
沙衣里「食べよ食べよ～
いつものことじゃない～」
静「………」
海己「ごめんなさい。もう５分だけ待って」
沙衣里「え～」
静「～っ！」
海己「ちゃんと起きてくるって約束したから。ね？みんな揃っていただきますしようよ？」
宮穂「あら、ちゃんと起きたんですね先輩。でしたら…」
沙衣里「お～な～か～す～い～た～！
寮長権限発動しちゃうぞ～！」
静「～～～っ！」
奈緒子「この中で唯一の社会人なのに５分も待てないの…？」
沙衣里「唯一の社会人だからこそ、時間の大切さが身に染みてるの～！」
奈緒子「春休み中毎日部屋でゴロゴロしてたような…」
沙衣里「自己研錯してたんだもん～！
毎日違う男とデートしてるよりよっぽど有意義なんだもん～！」
奈緒子「左様でございますか」
沙衣里「その年上を馬鹿にしたような態度がますます気に入らない～！」
静「～～～～～～っ！」
海己「あ、あ、あの…みんな、ごめん…でも、でも、航が…もうちょっと…だから…」
宮穂「そうそう、みんなで食べる食事が一番おいしいんですから。
皆さんも落ち着いて、お茶でもどうぞ～」
沙衣里「お茶じゃお腹はふくれないも～！」
静「～～～～～～っ！」
海己「あっ！？」
静「っ！？」
宮穂「海己先輩…？」
海己「こ…これは…っ！」
………
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