時空の姫

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「わかったよ。生愛の能力と混沌の能力のことは気にかけておく。だから・・・・・・・・・」 「エミル泣いてはダメです・・・・・・・・・。お別れは笑顔でしたいです・・・・・・・・・」 「エミルは泣き虫だね・・・・・・・・・。私達は先に母さんのところに行くだけだから心配しないで・・・・・・・・・。それと私達の分まで幸せになりなさい・・・・・・・・・」 「それが私達の最後の願いです・・・・・・・・・」 「うん!!必ず幸せになってみる!!」 「もう時間かしら・・・・・・・・・。エミル今までありがとうございます・・・・・・・・・」 「私達の家族になってくれて嬉しかったよ・・・・・・・・・」 「ミッシェル姉さん!!ルーシー姉さん!!」 二人の手から力が抜けたと同時に日付が変わったことを知らせる鐘が医務室に響き渡った。 私以外のみんなは姉さん達が亡くなったことで悲しみに包まれて涙を流している。 私はアニエスの隣に立ってその様子を見ていた。 「お別れはちゃんとしましたか?」 「うん・・・・・・・・・。姉さん達は最期まで立派だったよ・・・・・・・・・」 「そうですか。それは良かったです」 アニエスはそれ以上何も言わなかった。いや、言えなかったのだろう。 私は強がっているように見せていても涙はこぼれ落ちているのだから。
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