時空の姫

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アニエスは既に母さんから受け継いだ能力を覚醒させていた。時空の能力などが暴走してしまった時にコントロールする能力だ。 今のところは私が持つ時空の能力やミッシェル姉さんの娘が持つ生愛の能力にしか使えない。 だけどその能力以外にも魔力などを受け継いでいるので今では能力無しのミッシェル姉さんやルーシー姉さんや私と互角くらいの実力だ。 そして私はこの六年の間に時の属性神と契約した。名前はクロノス。見た目は髭の長いお爺さんだ。だから私はクロノス爺と呼んでいる。 クロノスは他の属性神達とはあまり交流しないでいつも一人でいるらしい。私と契約したことで一人でいるよりこちらに遊び来ていた方がいいとのことでよく勝手に出てきている。 その度に依頼や書類を片付けてもらっているから私としてはかなり助かっている。 「お嬢そろそろ我は帰ってもいいかのう?」 「うーん、もう少しだけ手伝って。後少しで終わりそうだから」 「たまには休まないと身体に悪いぞ」 「わかってるわよ。ただいろいろとやっておかないといけないでしょ。アニエスにすべてを任せるわけにはいかないわ」 「お嬢本当にあの計画を実行するつもりなのか?」
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